FROM ARABAKI PROJECT

荒吐とは・・・

「荒吐族」は、こと東北において勢力を伸ばし、
平和と東北の尊厳を守る為に君臨した部族だといわれている。

その最も有名な人物が、「アテルイ」である。
アテルイは時の中央である大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂と戦った勇士として歴史に名を刻んでいる。
大和朝廷は全国を制し、各地の部族の敗北だけがいままで伝えられてきた。

しかし、アテルイ没後1200年を迎えた今、新たな見解として
「アテルイ=東北」は時の中央に勝利した、という説が浮かび上がってきている。

アテルイの戦いに隠された謎は今になっては闇の中ではあるが、
この東北の歴史を照らす一筋の光がARABAKI ROCK FEST.の源流となっている。

このアラバキという言葉には、
平和と自分達が生きた地を、心から愛した「荒吐族」の大きな想いが込められている。
歴史と文化そしてロックの融合の中から、郷土独自の文化や人間性を全国へ発信する為に
更なる未来へ向かって創造的な生き方を目指した『祭』をこの地東北に築く為に、
ARABAKI ROCK FEST.は生まれた。

「荒吐族」のロックなスタンスと、ロックから生まれる「ARABAKI」のエネルギーと共に。

「ARABAKI ROCK FEST.08」開催終了にあたって

本日、エコキャンプみちのくの最終点検を終え会場を後に致しました。

寒い中でも、モラルを守って、思いっきり楽しんで下さった皆さん
寝不足の中、荒吐を良いお祭りにしようと一生懸命動いて下さった
沢山のスタッフの方々
国土交通省・みちのく公園のスタッフの方々
大変お疲れ様でした。

そして、川崎町民の皆々様ご協力ありがとうございました。

開催中に迷子を届けて下さった方、
終演後の一斉清掃を快く手伝って下さった方々や
帰り際、ゴミを拾ったり、落し物を届けて下さった方々
HANAGASAの入り口看板が風で倒れたとき、立て直すのを手伝ってくれた方
帰り際に笑顔で「来年も来ます!」と声を掛けてくれた方々

本当に感謝しています。

終了した後、色々な方の感想を伺いましたが
初日の雨や例年より気温が低かった中でもご来場頂いた方々は、
皆さん概ね楽しく過ごして頂けたと言って下さいました。

出演者の方々も会う方々皆さん楽しんで頂けていたようです。

ただ、
ライブ中に起きた盗難事件のこと等、期間中に起こってしまった嫌な出来事と
そのことで傷ついてしまった方々の気持ちを思うと、
素晴らしい2日間だったと胸を張って言い切れる状況ではなかったように思っています。

改めて、来年以降の荒吐が、もっと、平和で楽しいお祭りに
成長していくことを目標にしていきたいと思いました。

その為には、一人ひとりが まわりの人にやさしくなれること、そして
自分から率先して楽しむということなのかも知れません。

僕が出来ることから頑張ってみようと思います。

ARABAKI ROCK FEST.08 本当にお疲れ様でした。
来年も宜しくお願い致します!

2008年4月30日 菅 真良 ARABAKI PROJECT/GIP

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